Poweradd ポータブル電源 災害時に家電はどこまで動くのか?

Poweradd ポータブル電源 災害時に家電はどこまで動くのか?

こんにちはFLIP↗FLOPです。

学生の頃は防災訓練がありましたが、自宅で仕事をする生活だとそういうことには縁がなくなってしまいました。
とはいえ、いざというときのために備えておく必要性は変わっていません。
今回のPoweradd ポータブル電源PowerCenterⅡは今年新型が発売される、昨年レビューのPoweradd ChargerCenterの50000mAhの1.5倍の73000mAh/270Whで、まさに災害時のための電源といえます。(2018/9/30現在、この製品は在庫切れのようです。ChargerCenterは在庫あり)

    

ちなみに、ものすごくはしょって表現すると
「270Wh=270Wの機器×1時間」 270Wの機器を1時間使えるという表現で説明していきます。このことを頭に置いてご覧くださいね。

見た目は持ち手のついたモバイルバッテリーという感じですが、この見た目とは裏腹に実物はカナリ大きいです。

30cmの定規をおいてみました。下はパッケージです。

長さ25cmです。モバイルバッテリーに毛の生えたモノだと思っていると見事に裏切られます。

AV充電アダプタはメガネケーブルと分離しています。

こちらが前面です。2.4A対応USBが4つとACコンセントです。
ACは110V~220Vですが100V機器でも何ら問題はありません。

背面は排気口のみです。

底面のシールにはPSEマークがあります。

このサイズでと大きさでスマホが何回とかタブレットが何回だとか論議してもそのためだけに使う人はまずいないでしょう。なので今回はAC100V出力のみにしぼって見ていきます。
また製品に貼られている仕様を元に計算していますが、大まかな一覧は「ITメディア 節電の参考に――電気製品の消費電力まとめ」でも見られます。

その前に何がどれだけ使えるかの計算方法を冒頭で書きましたが電池には必ずロスが存在します。PowerCenterⅡは30%のロスがあると仮定すると70%使えることになり、これは計算すると「270Wh×70%=189Wh」となります。それでPowerCenterⅡは実電力量189Whと仮に設定して見ていきます。

使えたもの ①空気清浄器

Panasonicの空気清浄器です。ファンが回る程度なので最大でも53Wまでなので270Wh対応のPowerCenterⅡなら余裕です。すべての機能を最大にして使うと53W×3時間=159なので3時間ほど動かせる計算になります。

使えたもの ②扇風機

夏に停電になっても動かせると助かりますね。空気清浄機と同じくモーターを回すだけなので余裕です。強で35W程度なので5時間ちょっと動かせそうです。

使えたもの ③液晶テレビ

24型だと消費電力が53Wと空気清浄機と変わりません。ついでにブースターも接続しましたが安定しています。音量と輝度を最大にすることなどまずありませんから、テレビを45W、ブースターを多めに見て3Wとしても4時間ほど使えます。サイズが大きくなればそれだけ短くなりますから、災害時は小さいテレビの方が長く見られます。
テレビ世代にとっては災害時や停電時にもテレビが見られるというのは魅力的ですね。

使えたもの ④固定電話

昔の黒電話は停電時にも使えましたが、今は電源がないとほぼ使えません。消費量は最大で2.4W、待機時で0.4Wです。不眠不休で通話し続けても78時間!つまり3日間徹夜しても大丈夫です。待機時なら472時間、およそ19日間使えます。でも19日間着信がなかったらそれはそれでさみしいですね。

使えたもの ⑤冷蔵庫

止まって困るものといえば冷蔵庫です。1人暮らしでつかう130㍑の小型の場合、冷やすだけなら55W前後なので3時間ほどは使えそうです。ただし霜取りが作動すると110Wの消費なので、長めに見て2時間ほどでしょうか。

使えたもの ⑥洗濯機

一応使えましたが、洗濯機は小型でも最大時には消費電力が350Wになります。消費電力は200~400Wなので、できるだけ少なめで使っても洗濯1回分が限度です。

ということでいつもと毛色の違うレビューになりましたが、動画の方ではそれぞれの機器がきちんと動作している様子も収めています。
Poweradd ポータブル電源PowerCenterⅡは価格が3万円近くしますので「どれ、試しに買ってみるかい」とはいきません。しかし災害は突然起きるものであり、何月何日の何時頃発生しますよと予告してくれることはありませんので当然、準備などできません。どうしても電気が使えないとなると常にやることがある主婦はものすごく困ります。そういったときのために、ときおり災害への備えを見直しすのは重要です。
非常時の電気をどうするか思案中の方は参考にしてみてくださいね。