Victure4K60fpsアクションカメラAC940
- 2020.12.06
- 撮影機材
こんにちはFLIP↗FLOPです。
今回はVictureの4K60fpsアクションカメラAC940です。
Victureはアクションカメラ以外にも、見まもりカメラやメディアプレーヤー、無線機器等を海外で販売しています。
しかし日本ではアクションカメラのブランドとしての認知度のほうが高いと思います。
AC940はネイティブ4K撮影や本体のみでの5m防水など、かなり魅力的な性能を備えています。
動画関係は国内外のYouTuberの方がいろいろチャレンジしているので、FLIP↗FLOPでは疑問に思われやすい部分や個人的にぶっ飛んだ性能だと感じた部分にフォーカスを当てていきたいと思います。
製品の仕様
動画解像度 最大 4K/60fps
静止画解像度 20MP写真画素
インターフェース Micro HDMI / Micro USB
6軸手ぶれ補正
付属品
リモコン、1350mAhバッテリー2個、防水ケース、サイクルマウント、両面テープ、ヘルメットマウント、 USBケーブル、レンズクロス、クイックリファレンスガイド
機能 スローモーション、バースト写真 、タイムラプス、風切音低減 、オートローライト、長時間露光等
まずは本体および付属品を見ていきましょう。
装着例
こちらは終売となったActyGoスマホ20倍望遠レンズ に付属していた三脚です。
AC940は底面に三脚用のねじ穴が設けられているので一般的なスマホアクセサリーやカメラアクセサリーの装着ができることが大きなポイントです。
三脚穴の位置の意味
さて、この取り付け例を見てあることが気にになった方もいるかと思います。
それは「何でカメラが真ん中に来てないのか?」ということです。
確かに本体のねじ穴に取り付けると本体が右側に大きく出ていることが分かります。
なぜこういう構造なのかを一眼レフカメラを使って説明します。
まずこの画像をご覧ください。
通常一眼レフカメラやミラーレスカメラ、ビデオカメラなど三脚に設置して使う光学機器は、青線で示すように三脚穴がレンズの中心線に来るように設計されています。
これは三脚に載せてパン(左右に動かすこと)をするときに、回転の中心とレンズの中心がずれてしまうのを防ぐためです。
またジンバルやスタビライザーに装着する際にも重心とレンズの中心を合わせることで、センターのぴったり合った気持ちのよい映像になります。
ではGoProとAC940を比較してみましょう。
両者の青線を見て分かるように、GoProはレンズの中心に対してマウントの中心が大きく離れています。一方AC940はレンズの中心線上に三脚穴が来ています。
三脚穴だけ見ると「真ん中じゃないのはおかしい」と考えそうですが、光学機器としてはAC940のほうが正しい配置であるわけです。
作例
さて本体だけ眺めてても性能は分かりませんので、作例を見ていきましょう。
AC940の真価はここから
この辺を見ると「まあ普通の写真だな」という感じですが、AC940は夜間の長時間露光で真価を発揮します。
まずはISO3200で手持ち撮影してみた映像です。
ところがISO100/F2.8の30秒長時間露光で撮影するとどうなるかというと・・・
もう一つ比較してみましょう。
まずはISO100で単純にシャッターを押しただけの場合です。
一昔前のアクションカメラからは想像できないほど長時間露光での画質が向上しています。
今回記事のほうでは主に構造や夜間の長時間露光にスポットを当てました。
個人的にはやはり夜間長時間露光撮影の画質の高さに驚いています。
動画はアクションカメラ、静止画はスマホと使い分ける人も多いかと思いますが、AC940なら同じような価格帯のスマホが苦手とする長時間露光をしっかりカバーできると思います。
今後ファームウエアアップデートなどにより機能や性能に磨きがかかるとさらに化けるかもしれませんね。
Victure AC940が気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
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