巨大アンテナ4本搭載! WAVLINK無線LAN 中継器 AC1200

巨大アンテナ4本搭載! WAVLINK無線LAN 中継器 AC1200

こんにちは、FLIP↗FLOPです。


今回はWAVLINKの無線LAN 中継器 AC1200です。
コンパクトな中継器ながら物理アンテナを4本搭載し、WPSワンプッシュで簡単に接続できる機種となっています。

    

    

製品の仕様
電源 AC100~AC240V
端子 有線WANポート×1、有線LANポート×1 100BASE-TX、10BASE-T
無線LAN 11ac(867Mbps)、11n(300Mbps)、11a、11g(54Mbps)、11b(11Mbps)
モード リピーターモード、アクセスポイントモード、ルーターモード
WPS 対応
カラー ホワイト・ブラック
パッケージ内容
無線LAN中継器本体 × 1
LANケーブル × 1
クイックスタートガイド × 1

パッケージはよくある段ボール丸出しではなくしっかりとデザインされたものです。WAVLINKはルーターやハブ、ドッキングステーションなどいずれもパッケージをしっかりとデザインしており好印象です。

アンテナは本体天面に2本、左右側面上部に1本ずつの計4本です。インジケーター類は全面左側に集中しています。

付属品は英語と日本語の説明書が1冊ずつと設置ガイド、LANケーブルです。

WASボタンは正面下部です。コンセントに挿したままでも押しやすい位置です。

右側面にはモード切替スイッチがあります。

背面下部の金属プレートに仕様や各種認証が印刷されています。当然ながら技適もちゃんとあります。

WAN/LANポートは底面です。

上向き、前向き、横向きなど設置場所に合わせてアンテナは4本とも自由に動くようになっています。

ただしアンテナは4本とも同じ向きにしないと電波をきちんとつかまないので、左右でバラバラになるこの向け方はNGです。

設置予定場所は2Fの廊下です。同じWAVLINKの親機を1Fのリビングに設置しましたが、家が大きすぎるのと鉄筋構造のため2Fの直上の部屋以外はどうにも弱くなってったので中継器を導入。家が大きいのでまず親機の隣で接続し2Fに設置することにしました。
今回は中継機として使うので側面のスイッチを「APモード」にしています。

接続は非常に簡単で、親機のWPSボタンを押し接続待機中になっている間にAC1200のWPSボタンを押すだけです。説明書には各種設定やシステム設定などが記載されていますが、単純に中継器として使うなら特に読まずともWPSボタンを押すだけでセッティングは完了です。

家の中心に階段がある家なので2Fの階段を上がったところにAC1200を設置することに。
本体は下に長くアンテナは上に伸びるため、コンセントに接続できるのはこれだけになります。コンセントに余裕がない場合はマルチタップを使うのが賢明です。

親機や部屋が本体左側なのでアンテナも左に向けました。

離れて見てみるとこんな感じです。明かりを点けずに撮影したのでぼやけています。

設置前と設置後でどう変わったかを見てみましょう。

まず中継器設置前です。親機の真上の部屋での電波の状態ですが、2.4GHzのWAVLINK-Nとゲスト用のWAVLINK-N Touchはフルになっていますが、5GHzのWAVLINK-ACが3段階中2になっており空き地を挟んだ隣家のバッファローの電波と同レベルになっています。

設置前は2Fの直上の部屋は安定するものの端の部屋に行くと途切れがちでした。ではAC1200を設置したらどうなったかというと・・・電波をフルに捕むようになりました。

画像では中継器の2.4GHzに接続していますが、5GHzも2Fの各部屋でしっかりアンテナが立つようになりストリーミングも途切れなくなりました。階段の踊り場で計測してみると親機と中継器の両方ともフルになっています。

中継器というとアンテナなしかできるだけ目立たないタイプが多いですが、AC1200は4本の物理アンテナがありそれぞれの向を大きく変えられるのがメリットです。
親機も各メーカーの上位機種はアンテナを複数備えたものが多いですね。テレビのアンテナも壁面設置のフラットなタイプがあるとは言え、八木アンテナのように厳密に向きを調整でき素子数の多いものの方が高性能です。そういった意味ではAC1200のアンテナ推しは理にかなっているのかもしれません。

無線LAN親機を入替えた時は劇的に電波状況が変わる印象はありませんが、中継の導入は物理的な発信器が増える訳なのでかなり電波状況が変わります。
自宅のWi-Fiが弱くて中継器を探している方はチェックしてみてくださいね。