2in1+4in1の変則タブレット ALLDOCUBE iwork10

2in1+4in1の変則タブレット ALLDOCUBE iwork10

こんにちはFLIP↗FLOPです。

今回は希少なデュアルOS 4in1タブレットPC ALLDOCUBEのiwork10です。
キーボードドックにタブレットをセットすることで様々なスタイルで使うことができ、Windows とAndroidの2つのOSを搭載する搭載するという、とりあえず入れちゃった感のある機種です。数年前はこのタイプは結構多かったのですが、最近ではめっきり少なくなりました。

とはいえ変わった構成というだけではなく必要なところはちゃんと押さえており、過剰なスペックではなく、普通に使えることを考慮した良品です。

       

製品の仕様

OS Windows,、Android
CPU Intel Atom Z8350 4コア 1.92 GHz
RAM 4 GB
ストレージ 64GB
画面サイズ 10.1型
解像度 1920×1200
グラフィックアクセラレータ Gen8-LP10/12EU
VRAMタイプ DDR3 SDRAM
無線通信 802.11a/b/g、Bluetooth
インターフェース USB2.0、HDMI、USB-C、MicroUSB

ブランドロゴが左上にあるのみの非常にシンプルなパッケージです。
開封時本体には保フィルムがしっかり貼られていました。
説明書と電源アダプター、ケーブル、OTGケーブルが付属しています。
本体左側にヘッドホン、MicroHDMI、MicroUSB、USB-CMicroSDカードスロットが集中しています。
一方で本体右側にはスピーカーがあるのみです。キーボードをセットした状態だと左右にUSB端子が1個ずつ使えます。

タブレットモード用のOTGケーブルがありますが、キーボード使用時ならフルサイズUSBが使えるのは非常に便利です。
コレのおかげでPCスピーカーやゲームパッドなど周辺機器をアダプタなしで接続できます。
また本体のWi-Fiモジュールを無効にし技適有りのWi-Fi子機を挿しておくというのにも便利です。

キーボードドックの下にある突起です。
コレ最初は何か分からなかったのですが、画面を立てたときにひっくり返らないよう支えるはたらきをします。
うまく撮れてないのですが、タッチパッドのふちはアルミ削り出しになっており、以外にも高級感があります。
キーボードはタブレット用Bluetoothキーボードに多い配置でストロークもそれほど深くありませんが、隣のキーとの間隔が狭いわけではないので思ったよりタイプミスは出ませんでした。
 タッチ入力については、以前にレビューしたCHUWI Hi9は手書き入力が苦手でしたがiwork10は、丁寧に書けばカクつくこともなくすらすらと書けました。
タブレットを取り付ける部分です。信号のやりとりは真ん中の接点で行い、左右の突起はタブレットを固定するための物です。後ほど触れますがここは左右対称になっており強力なマグネットが内蔵されています。カバンの中に裸で入れておくと小さい鍵がくっついていたりします。
タブレット側にはそれに対応するくぼみと接点があります。

4in1という触れ込みのiwork10ですが、どのモードを指すかというと

まずはノートPCスタイル。
次にメディア視聴スタイル。
折りたたみスタイル
そしてタブレットスタイルです。

取り付け部の突起が左右対称かつマグネットが内蔵されているとことで、どのモードでもタブレットをキーボードにしっかりと固定でき、ぐらつくことはありません。

以前にレビューしたFUNDA iPadキーボードと並べてみました。iPadはディスプレーの比率が4:3ですが、iwork10はぞれに比べて横長なので全体的に幅広です。キーボード周辺にも余裕があり、何よりもタイプしていてキーボードがずれていきません(笑)
キーボード込みだと厚みがありますが、タブレットのみだとiPadAirとそれほど違いはありませんでした。
Windows 10の部分の初期設定に特殊な部分はありません。必要最低限の物しか入ってないので非常にすっきりしています。
購入する時期にもよりますが、Windows Updateがしこたまありました。
購入後、意外なことに1903アップデートがLenovoのデスクトップよりも2週間ほど早く来ていました。
Cinebenchを動かしてみたところです。Atom機なのでベンチやストアの3Dレースゲームはさすがに難しいですね。

とはいえOffice 365は何の問題もなくインストールでき、Word・Excel・Publisherも二つ三つなら切り替えての作業もスムースです。すでに1カ月ほどサブ機として使っていますが、8型では小さすぎ15型では大きすぎると思っていたので個人的に非常に使いやすく、外出時は必ず持ち歩くようになりました。

Android側もプリインアプリは最低限です。メディアプレーヤーなども自分で追加する必要がありますが、そのおかげで初期状態のストレージは余裕があります。
Antutuは77000台で思ったよりも頑張ってくれました。スマホの廉価モデルは2GB/16GBですが、タブレットではそのタイプは減り、実用上問題ないレベルになっています。iwork10も少し前の廉価タブレットと比べるとやはり大きな差があります。

メーカーが大きくなると、こういった需要の偏った製品や変なところにコストのかかる製品は姿を消していきますが、iwork10は数少ないデュアルOS機です。RAMは4Gですがクリエイティブな事に使わなければ十分まかなえますし、ROMも64GなのでWindows アップデートで頭を悩ませる必要もありません。

セールに当たれば20000円ぎりぎりまで下がることもあり手を出しやすいラインになります。
外でドヤ顔したいとか、スペックに快感を感じるという人には向きませんが、iwork10のスペックで明確な用途がある人なら重宝する機種です。

個人的にはこのカテゴリーが残って欲しいですが今後どうなるのでしょうか。一風変わったiwork10が気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。