超薄型&5380mAhバッテリーで1万円台 Blackview A70レビュー

超薄型&5380mAhバッテリーで1万円台 Blackview A70レビュー

こんにちはFLIP↗FLOPです。

今回はBlackviewの薄型&5000mAhバッテリー搭載スマートフォンA70のレビューです。

すでにAmazon.co.jpでの販売が開始されており技適有りの日本語バージョンも4色展開となっています。

   

A70グローバルバージョンは下記のサイトから購入することができます。
Banggood https://jp.banggood.com/custlink/G3GRjn9loE
AliExpress https://bit.ly/3wZsvlm
外観やカメラだけでなく実際に分解してみましたので、そちらもお楽しみに。

今回はBlackview社より日本未発売のグローバルバージョンをご提供いただいてのレビューとなります。

OS Android 11
CPU SC9863AオクタコアプロセッサーGPU:IMG8322 MP1
RAM DDR4X 3GB
ROM EMMC32GB

ディスプレー IPS6.5型
解像度 1600×720
本体の厚さ 8.3mm
セキュリティ
指紋認証、顔認証
カメラ リア13MP
フロント8MP
対応周波数
2G: GSM: 850/900/1800/1900MHz
3G: WCDMA: B1/B5/B8
4G:FDD-LTE:B1/B3/B7/B8/B20
その他
Wi-Fi 802.11 b/g/n
Bluetooth 4.2
位置情報 GPS + GLONASS
センサー 近接センサー、光センサー、Gセンサー

ページの仕様を見ると厚さ8.9mmで重量205g、超薄型を謳っています。

アスペクト比は20:9で画面サイズは6.5型インセルディスプレイを採用

エントリースマホながらAndroid11を搭載しています。

RAMは3GB、ROMは32GBです。microSDカードが使えるので容量はさほど気にしなくていいと思います。

外観

パッケージはBlackviewのAシリーズ共通のデザインですね。
ハイエンド機は機種専用デザインなのでそのあたりで差別化がなされています。

A70本体と充電アダプター&ケーブル、イヤホン、SIMピンがセットになっています。
グローバルバージョンなので充電アダプターは海外仕様です。

ディスプレーは6.5型の水滴型ノッチです。
隣のiPhone8と比べるとかなり大きく感じますね。

個人的な感想ですが、A70は持ったときに絶妙なカーブが手になじみます。

この感じどこかで経験したなと思い出してみると、
かつてauから発売されていたINFOBAR A01の感触に似てるんですよ。

持ったときの感覚というのは当然仕様には出てきませんが、常に持ち歩くものだからこそ
こういう感覚的な部分を付いてくるデザインはうまいなあと思います。

 
ナイトブルーの背面はグラデーションです。AliExpressよりもAmazonやBanggoodの方が製品の色が正確です。

A70にはこのほかにファンタジーブラック、ミントグリーン、レッドが用意されています。

グローバルバージョンが販売されているAliExpressでは、レッドが「バンシルーレッド」というカラーになっています。

バンシルーは漢字で「蕃石榴」、熱帯アメリカを原産とするフトモモ科バンジロウ属の実であるグァバのことです。沖縄の方言ではグァバを「バンシルー」とも呼び、お店で売るような物がグァバ・その辺に適当にできているのがバンシルーと不思議な使い分けをするそうです。
英語の商品ページではグァバレッドとなっているところを見ると、バンシルーレッドはAliExpressの沖縄エディションみたいなものでしょうか

プリインアプリは非常に少なく、Blackviewのポータルサイトに案内されるBVFamilyが入っているぐらいです。
 

後述しますが端末価格を抑えるためにさまざまな合理化が図られています。
PCMark によるスコアは4606と控えめですが神経質な人でなければSNSや通話程度は問題なく使えます。

今回はグローバルバージョンのためメニュー等は英語表記のみ。
Amazonで販売されている日本バージョンでは正式に対応しています。

  

カメラについて

標準のカメラアプリで撮影した写真を見ていきましょう。

ネコを撮影してみました。WBに偏りはなくSNSに投稿するぐらいなら十分です。

なぜか病院食ですが、エントリースマホながら食事は美味しそうに撮影できます。

夜間の駐車場です。
ノイズは気になりますが、色は自然な発色です。

ファスナー部分をアップで撮ってみました。この距離でもピントが合ってくれています。
ノーマルでここまで寄れるスマホカメラって案外少ないので、ここは非常に好印象です。

一部のガジェットマニア以外は画面をはるかに超える解像度よりもtwitterやもinstagramに手数を少なくアップできるかが重要かと思います。
私もメインマシン以外の写真はスマホの画面で見るかシェアするぐらいです。
そうなるとコストが跳ね上がる高画素仕様は一部の人のための自己満足という面も否めません。

A70はライトユーザーが最も使うであろう部分にウェートを置き、それ以外はハイエンド機にまかせるという合理的な仕様だなと思います。

  

 

標準アプリのフィルターが使いやすい

標準カメラアプリは写真、動画、タイムラプス、フィルターの4モードが搭載されています。
特にフィルターはSNS用を想定したものがそろっていて、これだけでかなり楽しめます。

こちらがKelvinフィルターです。

これがNostalgia

次がVivid

これはBlue

こちらはNashville

これはWinter

これは分かりやすいですね、モノクロです。

こちらはWarm

最後がHistoryです

食事が美味しそうに撮影できて標準カメラアプリでこれだけフィルターがあれば、SNS用はもうこれで十分な気がします。

  

分解で分かる合理的構造

グローバルバージョンなのと時間がなかったため総務省への申請が間に合わず通信周りを試すことができません。
その代わりに、FLIP↗FLOPならではのスマホ分解を行ってみました。

A70の特色として、裏ぶたを開けることができます。
SIMスロットやmicroSDカードスロットはバックパネルを開けて入れます。

上部の黒いカバーを取り外すには見えている部分のネジを外します。

バッテリーは仕様表どおり5380mAhと記載されていますね。

1万円台でバッテリー容量5380mAhというのはかなり大きめです。
加えて電力消費が大きくなる画面解像度をそこそこにしていることで最大待ち受け600時間をたたき出しています。

次に下部の黒いカバーを外し、バッテリーカバーを留めているネジを外すとこのようになります。

  

A70を分解してみると使われているネジの種類の少なさに驚きます。

メインボードを固定している2本以外はすべて同じネジが使われており、iPhoneが場所ごとに細かく変えているのとは大違いです。

トヨタの車はねじサイズが異なっていても同じ工具で組み立てられるようになっているというのは有名な話ですが、
A70はそもそものネジの種類を減らすことで無駄なコストを掛けない合理的な作りになっています。

こうしてみると、A70は品質を落として価格を抑えているのではなく、ライトユーザーのために徹底した合理化を図っていることが伺えます。
Blackviewはライトユーザー向けのAシリーズ、防水防塵のBVシリーズ、5G対応のBLシリーズと機種によってターゲット層を明確にしています。
このA70は機種代が1万円前半なので、後継機種が出る度に買い換えても非常に安上がりですし、修理中のつなぎとしても楽に手が出せます。

現在Amazonで日本バージョンが購入できるようになっているので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
   

 

  A70 Global Version